技術提案で評価アップ!総合評価落札方式とは?
2021/04/28|news
技術提案で評価アップ!総合評価落札方式とは?
- 公共工事の落札はどのように行われているのか
公共工事の入札は、以前は価格のみの競争で一番安い業者に落札が決まっていました。
一般的なオークションの逆パターンですね!それを「一般競争入札」といいます。
一般競争入札は、一番安い業者に工事を任せるため、税金を無駄に使わずに済むというメリットがあるのですが、実は談合などの問題も多くありました。
そこで最近では価格だけではなく技術的な要素も含め総合的に評価される「総合評価方式」が増えてきております。
総合評価方式では価格に加え、事業の安全性・環境への配慮・整備する箇所の品質向上などの様々な項目で総合的に評価されるため、工事の性能や品質向上につながるといったメリットがあります。
総合評価方式の競争参加者には技術提案が求められ、その提案内容を審査され落札者が決められます。
- 総合評価方式のメリット
周辺地域や環境への配慮、新技術の活用で工期の短縮に繋がるなど、価格以外の技術面でも競争することにより、街に住む私たちにも関係する様々なメリットが考えられます。
この「総合評価落札方式」には、以前こちらの記事でご説明した、新技術情報提供システム「NETIS」が関係しています。
次回のブログではNETISと公共工事の落札の関係についてご説明させていただきます!
街の様々なところで行われている公共工事は、私たちの暮らしの質や、収めている税金にも関わっています。
普段あまり深く考えないかもしれませんが、知ってみると「なるほど!」と、きっと勉強になると思いますよ。