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改修工事でのアンカー残存

2021/06/25|news

 

マンション等の改修工事では、高い場所の作業をするため足場を架けます。

その足場は自立しないため、マンション自体にアンカーを打ち込み、建物と足場を壁つなぎで固定します。

そうすることで職人さんが高所作業を行うことができ、きれいな改修工事を行うことが出来るのですが、通常、その足場を固定するために打ち込まれたアンカーボルトは、工事が終了しても建物の中に残されたままになります。

大きな建物は改修しながら長く使用していきますが、その方法で改修していくと、時が経つごとに建造物のなかにアンカーボルトが数多く残存することになります。

 

アンカーが建物の中に残ることによって心配されるリスクがあります。

 

・見た目がよくない

長く放置されたアンカーは、劣化し錆びる可能性がでてきます。

鉄が錆びてしまうと錆が壁を汚して景観性を損なうことや、そもそも壁からボコッと出たまま補修されて見た目が悪い状態の建物をよく目にします。

 

・クラックの原因となる

錆びがアンカーについた場合、錆びの分アンカーの体積が増えます。それが躯体のなかで起こることでクラックの発生につながる恐れがあります。

 

・落下の恐れ

点検をせず、見えないところでアンカーや構造物の劣化が進行していると、天井部分など引張荷重が多くかかる部分ではアンカーが抜け落ちてしまう恐れがあります。

何かを吊るために使用されているアンカーは特に、ゆるんだら大きな事故につながることも。しっかりとした安全性の確認が必要です。

 

・構造物の耐久性の低下

すでに説明したような状態で構造物にクラックが入ってしまったとして、そこに雨や異物が侵入するとアンカーはもちろん、構造物のなかの鉄筋まで錆が発生し、建物全体の耐久性が低下する可能性もあります。

 

このような理由から、役目を終えたアンカーボルトは抜き取り、建造物をもとの状態(異物が残っていない状態)に改修できたらそれは良いと思いませんか?

そして、長い期間使用され続けているアンカーは定期的に点検をして、必要な力を発揮できているかの確認が重要ですね!

 

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