アンカーバードとSDGs...5
2021/03/18|news
アンカーバードが企業として、SDGsに取り組み貢献できることとは、一体どんなことなのでしょうか?
自社事業について改めて活動全体を俯瞰してみると、いろんな留意点がきっと見えてきます。少し遠回りしますが・・・初心に戻り、商品開発当時を振り返り、製品について理解しましょう。
開発した、ANCHOR BIRDS製品は、H26年、施工していた仮設足場工事現場が大型台風の影響を受け倒壊寸前までになり、原因調査したところ「あと施工アンカー」の不具合(施工不良)から発生したものだと判明しました。
自然災害の大型化が先々に懸念されるなか、安全・安心な仮設足場工事を常に提供するためには、「あと施工アンカー」の安全性確立が必須!という思いに至り開発がスタートしました。
アンカーというと現場ではなじみの物になりますが、従来品のアンカーは打撃力で施工し熟練の技が必要で、職人による設置強度のバラつきがあり、設置したアンカーの強度に不安が残りました。安心できる強度を常に提供するために、誰でも施工・設置ができるように従来のアンカー施工に必要とされていた専用ポンチとハンマーを必要とせず、電動工具を使用した設置で『施工むら』が少なく数値化された強度で埋め込みが可能となりました。
特に機能性に優れている点として、撤去の容易さがあります。従来のアンカー本体は撤去時に専用の工具が必要で撤去は容易でなく、埋め込んだままにすることが多く、壁に放置されたアンカーは錆による汚れやひび割を起こす要因となっていました。
一方、橋梁などは、安全上の理由からアンカーの撤去が義務付けられており、一定程度の需要も後押ししていました。開発当時から、環境・資源に配慮し、再利用する事を想定し「繰返し使用試験」を実施。(HP参照)
このような経緯と思いがあって、次世代型あと施工アンカー『アンカーバード』誕生しました。