Co2削減はアンカーメーカーにも求められる重要な取り組み。
2021/02/17|news
「アンカーバードはアンカーのイノベーションだ!」
と、私は考える。
地球温暖化を肌身で感じるようになってきてしまいました。
毎年「異常気象」と言われ、桁違いに大きい台風が発生したりと、温暖化によって変化する自然環境。将来の事を考えると、Co2削減は、全世界で取り組むべき大きな課題です。
私たち、アンカーメーカーとしては何ができるのか?
それは、世界規模で進められている「温室効果ガス排出削減に貢献し努力すること」である。
フランスのパリで開催された第21回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)においては,2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みとして,パリ協定が採択されました。
〇世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つ(2℃目標)
〇1.5℃に抑える努力を追求する(1.5℃目標)
この目標達成には、21世紀後半で世界の温室効果ガスの排出量を正味ゼロにする必要があるみたいですが、世界規模での取り組みに1企業として、1個人として何ができるのか?考えなければなりません。
そもそも、気温上昇でどんな問題が発生するのか?
1.温室効果ガスの大幅な削減を行った場合は約0.3~1.7℃、非常に高い温室効果ガス排出量が続いた場合は約2.6~4.8℃上昇する。
2.非常に高い温室効果ガス排出量が続いた場合、海面水位は21世紀末に約45~82cm上昇すると予測されており、また、今世紀中頃までに北極海の氷が夏季には完全に融けてしまう可能性が高いと予測されています。さらに、極端な高温や大雨の頻度が増加する可能性が高いと予測されています。
※地球温暖化の進行に伴い、台風など熱帯低気圧の強さが増す可能性が指摘されています。 気象庁HPより引用
2020年の静岡は、12月まで20度近い最高気温が続いたと思ったら、2021年の1月19℃まで最高気温が上昇するなど、「四季はどこに?」などと、すでに異常気象を肌で感じていまでは、今私たちができる事は何か?
の前に、今の現状を確認します。
金属拡張式のアンカーは年間約3億本も製造販売されています。
そのほとんどは、外国から輸入されたものです。
アンカーの種類によって重量はさまざまですが、1本当たり約50gと仮定しても年間約1,500tものアンカーが製造され販売されています。
下記表の産業部門‐鉄鋼を見ると、約1.7億tものCO2が排出されてます。アンカーのほとんどは国外で製造されておりますので、この数字には影響はないかもですが、全部門の中でも鉄鋼産業の影響多い事がわかります。
気象庁HPより引用
国外で製造しているのであれば、国内だけの影響を考えるのではなく、製造国でのCO2排出量を考えなければいけません。
その考えが「持続可能な未来」を(SDGz)作っていくために必要なのです。
これからはアンカーをたくさん安く製造販売する時代ではなく、高品質なものを繰返し使用できるような、そんな環境を作る事で、アンカーの製造本数を削減する事ができ、その事で、製造時に排出するCO2も減らす事に繋がるのです。
アンカーバードはアンカーのイノベーションだ!
これからのアンカーは、工具と同じように何度も何度も使う時代なのです。
モノにあふれた裕福な時代の感覚ではなく、「確かな未来」を作る為に、小さな事から取り組んでいきます。